2011年7月4日月曜日

Nagra IV-SJ の改造



NAGRA IV-SJ 1980年代のマニア憧れのアナログ式テープレコーダ。当時はラジオ技術等の雑誌のグラビアに紹介される程度の存在だった。しかし、グラビア写真だけでもメカ好きには、たまらない精密感が伝わってきた。価格も国産最高級テレコの10倍。学生にはとても手が出なかった。 さて、今から約10年前、念願のIV-SJをebayで入手した。($1500+送料$150)程度は、あまり良くなかったが、気に入らない回路は再設計し、ピンチローラやベルトは米国の業者から取り寄せ交換した。7インチ用のLIDは格安落札の4.2よりの部品取り。
NAGRA IV-SJ

ダイレクトドライブのモータの静粛性は、さすがスイス製。ピンチローラやほとんどの軸受けは精密級ボールベアリング。
フタを開けた状態

内部配線はほとんど全て交換。必要のないマイク用のDDコンやパイロット信号用の基板は削除。B級動作のスピーカアンプ、中間アンプは自作品と交換。ヘッドフォンアンプを追加してステレオ再生に。メータ照明は切れる心配のない白色LEDに。またスピーカモニタ時の音量調整VRを追加。入力の初段をFETに改造したので電源投入後の安定もすばやくなった。
改造した内部

電源コネクタは日本ではDIN仕様?のタッシェルコンは入手難なので国産の3Pコネクタに交換。同じくebayでジャンクのステラボックス用の電源を入手。トランスとケースのみ再利用してNAGRA用電源(-18V)を作成した。次回は、もう少し詳しく改造部分の回路について書く予定
ステラボックスの電源を改造

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